・有機質肥料だけで育成した「特A」平成29年・令和2年・令和3年・令和4年認定米種「にこまる」
・おいしさを引き出す特殊な「ぎりぎりの精米」技術
・最新の色彩選別機で1粒ずつ検査し、1秒間に1000発のドライエアーで異物を除去。「見た目が美しく、美味しい、衛生的なお米だけ」をお届け
・生産者が「日本一受賞」などの全国コンクール受賞レベル(過去 延べ26名が受賞)
・お米の一粒一粒を、味・水分・成熟度・色つやまで測定器で選別
・農林水産大臣の登録台帳に記載されている農産物検査員が検査
・徹底した衛生管理で異物等を除去
・精米年月日で生産者名と作付け記録、食味と味度を確認する事が出来ます。
四国、九州地区の温暖化が進むにつれて、今までの主力の作付けのヒノヒカリに高温障害がでるようになり、この対策品種として、九州、沖縄農業研究センターで開発されました。宮内商店稲作部会では、2010年から作付けを始めました。 部会では化学肥料はいっさい使用せず、J,A,S,規格を満たす有機質肥料と有機質資材のみで育成しております。
宮内商店提携の仁井田米生産農家は、農薬をつかわないで種子消毒装置を使用しています。60℃のお湯に10分間種モミを下して、ばか苗病、いもち病、もみ枯細菌病、イネシンガレセンチュウなどの伝染性の病害虫を防除します。清流四万十川の中流域の環境に配慮し、安心でおいしい米、仁井田米を生産しています。
宮内商店は仁井田米を栽培している農家と提携し、今年は特別栽培米専用肥料としてJAS規格有機質資材で動植物有機資材(有機質)の肥料を使って、仁井田米を栽培しました。この栽培方法は、安心、安全を最優先して、さらに食味をあげる方法でもあります。
仁井田米の生産地・高南台地 は海抜230メートルにあり、四万十川の清流の恵を受け自然の中ですくすくと育ちます。8月、9月 にかけては霧がよくかかり、日中と夜中の温度差が10度以上あります。この期間を長くくぐることが味が良くなる理由のひとつです。
宮内商店では平成19年12月、山形県の遠藤五一さんを四万十町にお招きし約86名の稲作部会員においしいお米の栽培技術講演会を開きました。遠藤さんは全国米食味鑑定協会主催の全国米食味鑑定コンクールで6年連続、総合部門で金賞を受賞され平成19年にはダイヤモンド褒章も受章されました。
その後、宮内商店稲作部会に適した技術指導を頂きました。宮内商店稲作部会では、全員、その肥料設計に基づき、今までの作付け方法を思い切って変更しました。圃場には、化学肥料はいっさい使わずJ,A,S,規格の有機資材だけで栽培します。
今までの水稲品種、ヒノヒカリ主体から「にこまる」に勇気をもって変えました。平成20年の米、食味コンクールで、宮内商店稲作部会員が総合部門で九州、四国地区で初めて金賞を受賞した品種です。
暑い夏を潜りぬけ、高温障害も受けず立派に育ちおいしい仁井田米となっております。
稲穂に十分な養分を吸収させた刈り取り時期を研究することも重要です。稲穂が黄金色になると刈り取りの始まりです。味度はさらに向上しました。
平成28年1月に精米工場を新築しました。それに合わせて日本のトップメーカーの色彩選別機を導入。カメムシなどが米を食べたあとが黒いシミになったりしますが、最新の色彩選別機はセンサーで1粒ずつ検査し、1秒間に1000発のドライエアーで異物を除去します。
平成30年2月26日 新たに異物色彩選別機を導入致しました。これにより、ガラスも選別出来るようになりました。
色彩選別の後はエア搬送装置で計量器まで送ります。今までの昇降機の平ベルトの剥離、バケットに付着するヌカ、底部の残米、バケットの取り付けネジの外れ異物などの心配が全くなくなりました。また金属探知機を導入して安全にも気を付けています。
宮内商店提携の香り米・仁井田米を生産する農家では、特別栽培で農薬を高知県慣行栽培米の50%以下に抑えて生産しています。
■平成30年、「第20回米・食味分析鑑定コンクール国際大会」で「都道府県代表お米選手権」に宮内商店稲作部会の片岡源造が高知県代表に選ばれて特別優秀賞を受賞しました。
■令和元年、「第21回米・食味分析鑑定コンクール国際大会」で「都道府県代表お米選手権」に宮内商店稲作部会の片岡源造が高知県代表に選ばれて金賞を受賞しました。
モンドセレクションとは1961年ベルギー政府の主導により独立団体として首都・ブリュッセルに作られ、食品分野を中心とした製品の技術水準を審査します。専門家や評論家などが審査を行い「味覚」「衛生」「パッケージに記載されている成分、原材料などが正しいか」等を審査し、金賞、銀賞、銅賞が授与されます。
仁井田米は平成25年にモンドセレクションの審査を受け、金賞を受賞しました。
宮内商店の仁井米は中四国農政局認定の国内農産物検査員 宮内千栄(登録番号 第K390202号)、久川丈二(登録番号 第K3928287号)、川上 智(第K3901001号)、宮内翔悟(第K3901002号)が検査をした検査米で、生まれも育ちも100%旧窪川町産。さらにお米の製造年月日から、生産者と生産履歴の確認ができます。食味分析機等を使用し、いつも安定したおいしい仁井田米・香り米をお届けいたします。
提携農家全員、有機JAS規格を満たす有機資材を肥料として使用しております。また安全面から今年も特別栽培米で栽培しました。またおいしさをアップするため田植え後30日以後は窒素肥料は使用をひかえております。
宮内商店の提携農家のみなさんです。このあたり一帯で仁井田米を栽培しています。提携農家と一緒に、仁井田米の安全性とおいしさの向上に努力しています。
これで生産者と生産履歴がわかります。また購入時の食味と味度もわかります。
さらに国から認定を受けた検査機関として受け入れ時の等級やその内容も記録に残して、お客様に安心頂けるように万全を期しております。
収穫時、お米の美味しさを科学的に分析する測定器でお米の味「味度値」を測定します。
お届けする味にばらつきがでないよう、お米を科学的に
分析・測定することで、安定した美味しさを実現しています!
甘みのある味わいで、高得点がでるのも「にこまる」の特徴です。
■仁井田米(にいだまい)の名前の由来
山内一豊翁が土佐藩24万石を統治する時代、現在の旧窪川町一帯は仁井田郷と呼ばれていました。その頃、現在の高知市の旅館の主人が仁井田郷の旅館で食べたご飯が美味しく、ぜひ自分の旅館で使いたいと、仁井田米を買い求めて持ち帰りました。そして旅館に宿泊するお客さんに食べさせたところ「こりゃーうまいけんど、どこの米ぜよ?」(注1)、旅館の主人は「仁井田の米よ」(注2)と答え、それ以来、昔の仁井田郷で生産された米を高知県では仁井田米と呼ぶようになったという説が有力です。
(注1):土佐弁で驚きと親しみを込めて、「これは美味しいけれど、どこで採れた米ですか?」
(注2): 「仁井田で採れた米ですよ。」
宮内重延(当ショップ宮内商店代表取締役第15代)の先代、第9代宮内市蔵は山内一豊翁に銀子25枚を払い郷士となり、当時、高知市内の浦戸町で営んでいた酒屋をやめ、25人と共に仁井田郷の開墾に来たことが旧窪川町史に記されています。